パキポディウム・グラキリスの人工授粉に初挑戦

アイキャッチ(人工授粉初挑戦) 育成記録

どうも、ぞーげきゅうです!
以前こちらの記事で、今年は複数の株が花を咲かせそうで、私自身初めての人工授粉にチャレンジできそうだということを書きました。

その後、花芽をつけていた株たちが無事に開花し、念願の人工授粉を初めてやってみました!
ということで、今回はそのことについて、記録しておきたいと思います。

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順調に開花

4月のうちに花芽や蕾をつけた株は全て順調に生長し、どんどん花を咲かせています!

花たくさん
一番たくさん咲いている株は、1本の花茎に合わせて10個以上の花と蕾が。
開花したグラキリス
「アチョーッ」の構えで突き出すフェンシングの選手みたい。
間もなく咲きそうな株

この株は、まだ開花はしていませんが、まもなく咲きそうな状態。

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準備したもの

いくつかのサイト様を参考にさせていただき、予備知識を仕入れました。
ツールとしては、これだけ準備して臨みました。

  • ハサミ
  • 爪楊枝
  • 綿棒
  • ルーペ

ちなみに今回、私はルーペはほとんど使いませんでしたが、実際に花の構造をじっくり見たりするのに使いました。まあ、あれば便利かなとは思います。

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親株のペア選定

以上、役者は揃って準備万端です。
ということで、いよいよ人工授粉に挑戦!

親株の組み合わせは以下の通り。

ペアその1(1回目)

2022年5月6日
まず、このペアで花が合ったので実践!

ペア①
親子みたい。

左は昨年迎えた実生株。まだサイズも小さいので、この実生からは花粉だけ採って、右の株の柱頭へ。
いやーしかし、これがやってみると、予想以上に難しい…!爪楊枝で花粉を採るまでは簡単にできるんですが、それを他の株の雌蕊めしべの柱頭につける”のが難関でした。

何せ肉眼ではなかなかハッキリ見えないような細かい作業なので、常に手探りでやってる感が拭えず手応えがないまま、「んー、コレでいいのかな…??」という感じ(笑)
まあ初めてなので、仕方ないですかね。

ペアその2(2回目)

2022年5月13日
さらに1週間経って別の株も開花したので、再チャレンジ!

今度は、個人的に本命のこちらのペア!

ペア②
どちらもお気に入りの現地球。

私の所有するグラキリスの中ではそれぞれ特に良形で、いつかこの組み合わせで種が採れればと、ずっと思っていました。必ずこのチャンスをモノにしたい!

そんな思いで臨んだ2回目の人工授粉ですが、少し工夫したことで1回目よりも断然手応えがありました…!
1回目との違いは雄蕊おしべを部分的に完全に外したことで、”花粉を雌蕊めしべの柱頭につける”作業がとてもやりやすくなりました。

授粉作業完了後の花断面
授粉作業完了後の花。

感覚としては、「これでダメだったらもうどうしたらいいの?」と思うくらい、ビタッと狙ったところに花粉をつけられました。
うまく結実してくれるといいのですが…もし失敗だったら、私の技術と老眼が絶望的なのか、気づかぬうちに何らかの過ちを犯しているのかもしれません(笑)

人工授粉実施済みの目印

たくさんの花が次々に咲いては落ちていく中で、どの花にどの株の花粉をつけたか分からなくなりそうなので、花柄かへいのところに、組み合わせを書いた札をかけて管理しています。

掛け合わせ札1
掛け合わせ札2

ちなみに、この番号は「うちのグラキリス紹介」シリーズのvol.ナンバーです。

初めて人工授粉をやってみて

ということで、自身初挑戦を果たしたグラキリスの人工授粉について、でした。

イメージしていた以上にすごく地味で繊細な作業なので、特に1回目はうまくできたのか、本当によく分かりませんでした。
しかしまあ、とにかく細かいので、これは40~50歳代になってくると肉眼では見えない方も多いのではないでしょうか…老眼はグラキリス人工授粉の最大の敵だと知りました。(笑)

今はまだ何の実績もなく、授粉済みの花を毎日チラチラと観察しては、子房が膨らんでくることを祈っているような段階なのですが、人工授粉…それでもとにかく楽しい!

私はこれがやりたかった!というような気持ちです。自分が大切に育てた株から種が採れるかもしれないと思うと、なんだかワクワクします。
今年、複数の株で無事に花が咲いてくれて本当によかったなーと思う今日この頃。


この記事を書いている5月16日現在、まだ結実は確認できていませんが、後日またそういった記事が書けるよう祈りたいと思います。

それに今回が失敗だったとしても、まだまだこれから開花時期がラップしそうな花もあるので、チャレンジする機会はまだありますしね!今年でしっかりコツを掴んでおきたいですね。
それでは、また!

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