どうも、ぞーげきゅうです。
今年の冬は寒いですね。2月も終わりが見えてきましたが、まだまだ私の住んでいる地域にしては極寒で、最低気温が0℃近い日が続いています。
しかし、グラキリスたちは早くも春の兆しを感じているようで、花芽や新葉が芽吹いてくる株が出てきました。
今回は、その様子について記録しておこうと思います。
花芽をつけた株
現在、わが家で唯一花芽が上がってきているのが、昨年の夏に迎えたこちらの国内実生グラキリス。
私の育てている株をご紹介する「うちのグラキリス」シリーズではまだ登場していない株です。
国内で実生されたもので、大きめの鶏卵くらいのサイズ。
この株も、とても気に入り大切に育てているので、またいずれ記事にできればと思います。
花芽伸長の経過
1月の半ばくらいに花芽っぽいモノの形成に気付き、それから約1週間後でこんな感じでした。
明らかに葉じゃないものがニョキっと伸び始めているのが確認できました。
今までも育てているグラキリスが花を咲かせたことはありますが、「気が付いたら咲いてた」という感じで、「花芽が出てから最終的に咲くまでどれくらいかかったっけ?」と思い、今回は注視していますが、なかなかスローペース。
さらにその1週間後でこんな感じ。
まあ、まだまだ真冬で気温も低いし、水も与えていませんから、花芽の伸長速度にはそういうところの影響もあるんでしょうか。
そして、花芽の伸び始めから1ヶ月経過した現在。
びよーん。
さあ、ひと花咲かすぞ!という意気込み。
蕾は見えますが、開花まではまだもう少しかかりそうです。
この実生株と同じく、国内実生で饅頭サイズのパキポディウム・デンシカウレ(和名:恵比寿大黒)も育てているのですが、その株も昨年に花を咲かせました。
これくらいのサイズの株が花を咲かせた、という内容をネットでもよく見かける気がします。そしてその花芽の跡から分頭していくと。
私のところで、数年管理していて一度も花が咲いたことのない現地球もある中で、今のところサンプル数は少ないものの、実生3~4年程度と思われるサイズの株での開花率が高いです。
分頭開始と花芽形成に、植物ホルモンレベルでの関係性があるのかも知れませんね。
しかし私の経験上、「花芽を伸ばすだけ伸ばして、高々と掲げた蕾も結局は開かない」という思わせぶりな事もあるので、最終的に綺麗なレモンイエローが見られるか、楽しみに経過観察していきます!
現地球も新葉が芽吹き始めた
そして、現地球の親株たちにも続々と新葉が芽吹き始めています。
枝の先端の成長点付近が緑っぽくなってワサワサしてきたら、目覚めのサイン。
まだ新芽が出てきていない株もいますが、この調子でみんな目覚めてほしいです。
【成長再開の要因は?】室内管理場所の環境
このように株たちが動き出し、いかにも暖かくなってきて春が近づいているかのような状況です。
しかし、冒頭でも書いたとおり、ここのところ最低気温が0℃近い日が続いており、むしろ今がこの冬で一番寒いはずなのですが…。
グラキリスが春の訪れを感じて生長を再開する要因は、少なくとも単純な温度だけではないようです。ただ、あと数日後には気温も上がってくる予報なので、春が近いのは確かですね。
現在グラキリスたちを管理している室内窓際の1日の温度推移は、晴れの日だとこんな感じ。
室内は外気よりも気温が安定するため、12月くらいからこの冬中、ずっとこんな感じでした。
植物は日照時間の変化から季節を感知していると言われますが、特に時間管理せずにLEDライトを照射してますし、窓から太陽光が差し込む時間は冬至からだんだん短くなっているはず。
他に、この場所で春の感知につながるような要因は特になさそうですが…。
温度や日照時間の他に、陽射しの強さや波長?植物自身の体内時計?なども生長再開のスイッチになっているのでしょうか。非常に興味深いところです。
ということで、国内実生グラキリスの花芽伸長経過と、現地球の芽吹きについての育成記録でした。
今回花芽をつけている実生株はまだ小さいので、理想としては、フォルムが出来あがっている親株同士で授粉・採種したいところ。
この春、現地球たちが花を咲かせてくれるか…複数の開花が合うことを期待しつつ、見守りたいと思います。
春が着々と近づいていますね。
それでは、また!
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