グラキリス発根管理記録(2株目) vol.2

アイキャッチ(グラキリス 発根管理記録 2株目vol.2) 発根管理

どうも、ぞーげきゅうです!
6月から発根管理に初めて挑戦したグラキリスは、10月をもって無事に発根を確認できました!

「根出てるかな…?腐ってないかな…?」という不安との闘いの先で突如得られた安堵感から、とても嬉しかったです。

そしてこの株とは別で、暑いうちにと8月から新たに発根管理を開始したこちらのベアルートグラキリス。

植込み後1
植込み直後の2ndベアルートグラキリス。(8月14日撮影)

▼前回の記事はこちら

それから季節は冬となり12月になりました。
ということで今回は、この株のこれまでの管理状況と、現在時点での様子について記録しておきます。

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初めての水やりは雨水で

特に発根に有利という事でもないですが、天気とのタイミングが合ったので植込み後最初の水やりはたっぷり雨ざらしに。

初めての水やりを雨水でする様子

あまり根拠は明らかになっていないようですが、雨水は植物の生育に良いとされています。
少なくとも雨水には、水道水には無い自然のミネラルなんかも含まれるでしょうから、根から吸収できれば良い栄養源にもなるでしょう。

しかし、もちろんこの株はまだ根がありませんので…(笑)

ということで雨ざらしによる効果は特に見込めませんが、発根には湿度も必要ですし、何かしら好影響があればいいですけどね。

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葉はそのままで花芽はカット

最初の処置をして鉢に植え込んでから約10日後には、もうこんなに新葉と花芽が出てきました。

葉も花芽も出てきた
続々と出る新葉と花芽。(8月25日撮影)

もともと迎えたときから枝先が緑がかって芽吹きかけていましたからね。それがそのまま順調に生長してきたという感じ。

1株目の発根管理では出てきた葉を切らずに管理しました。
私は、できるだけ葉を切ったりせず自然な株の力に任せたいと考えているので、今回も葉はそのままで。

ただし、花芽を伸ばして花を咲かせるのには結構な体力を使うようなので、花芽だけはカットしました。

花芽をカットする瞬間
花は見たいけど…

カットするとこんな感じで水分が滴りました。

花芽をカット後滴る水分
花芽の切断直後。

せっかく伸びた花芽を切るのはかわいそうですが、仕方ないですね。
葉は光合成をすることで養分が作られ発根促進に一役買う可能性がありますが、花はさすがに発根には寄与しないでしょう。

ということで、花芽カット完了の図。

花芽カット後
計4本カット。

しっかり根を出して、来春は思う存分に花を咲かせてほしいものです!

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【別種?雑種?】葉が完全に生え揃った

夏の暑さで一気に充実

そして、花芽カットから約3週間後には、こんな感じで葉がモリモリに。

一気に葉が充実
わっさわさ。(9月17日撮影)
一気に葉が充実(上から)
全ての枝先で葉っぱだらけの完全体に。

夏で気温が高いからでしょう。1株目の未発根株よりもすごい勢いで葉が充実し、100%生え揃いました。

当然ですが…やっぱり葉があるのとないのとで雰囲気がガラッと変わりますね。“見れる” 度合いが増すというか、鑑賞価値がグッとあがります。カッコよくなって満足!

グラキリスじゃない…?

ところでこの株、グラキリスにしては葉が厚くて丸みを帯びています。
“gracilius” の語源はラテン語で「細い葉」を意味するところから名付けられていますが…細くない(笑)

ついでに、葉の表面に細かい産毛っぽいのがもふもふ生えています。

葉っぱ手触り
手触りがもふもふしていて、明らかに他のグラキリスの葉と違う。
葉っぱもふもふ
葉表面の細かい毛。

私が知る限り、一般的にパキポディウム・グラキリスにはこんなにしっかりとした葉毛はありません。

グラキリスの近縁種であるパキポディウム・カクチペスは、塊根が扁平で表皮が赤茶けた色味をしており、葉が厚く硬いといった特徴があります。
この株は塊根はグラキリスっぽく丸いものの扁平といえば扁平で、葉の形からもカクチペスに近い雰囲気があります。(カクチペスにもこんな葉毛はないはずですが)

カクチペス
パキポディウム・カクチペス。
<引用元>珍奇植物WEBショップ isla del pescado 様の品種解説ページより

しかし、表皮に赤味はありませんし、枝ぶりもよく見るカクチペスのそれとは違っています。

咲いた花を見ればまた何か分かるのかも知れませんが、もしかすると何か別の種類のパキポディウムか、あるいはグラキリスと何かの雑種なのかも知れません。こればかりは、現地で採集した業者でもハッキリとは分からないでしょうね。

ただし私の経験上、環境によって生えてくる葉の形状は変化する場合があるので、もしかすると来年には新しくグラキリスらしい細葉を出すかもしれません。
まあこの株の品種が何であろうと、今後長く大切に育てていくことに変わりはありません。

たぶん発根したと思うが未確定

これだけたくさん葉を出していて夏場に直射日光もガンガン浴びていましたが、塊根部の凹みもないし指で軽く押してみてもカッチカチ

塊根部の硬さチェックの様子

10月くらいだったか、水やりをしない日が続いたあとで触ると「ほんの少し柔らかい気がする?」ように感じましたが、直後にたっぷり灌水すると翌日にはいつもどおりのハリと硬さを取り戻しました

ということで、直接目視での確認はまだ出来ていませんが、すでに発根はしていると思っています!

濃緑なまま12月に突入

そんなこんなで、気がつけばもう12月。
今年の11月はとても暖かく長い秋でしたが、すっかり寒くなりました。

しかし、この株は相変わらず葉っぱ旺盛。

12月現在の姿
12月でもわっさわさ。
12月現在の姿
やっぱりグラキリスっぽくない葉。

これだけ寒くなっても全く落葉の気配がないところも、純粋なグラキリスではないのかなと思うところです。例えばカクチペスはグラキリスよりも耐寒性があり、寒くなってもなかなか落葉しませんしね。

しかし発根管理に初挑戦したグラキリスも同様に、12月現在でまだ落葉していません。
直近で発根したばかりのグラキリスは、寒くなっても何か理由があって落葉しにくいのかも知れませんね。
休眠せずに根を伸ばそうとしてる?はたまた、季節を勘違いしてる?植物は面白い。

ということで、グラキリス発根管理記録2株目の第二弾でした。
この株もすでに発根している自信があるとはいえ、早く実際に根を確認して安心したいです(笑)
次回は、無事に発根が確認できたことを記録できれば良いなと思います。
それでは、また!

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