どうも、ぞーげきゅうです!
今年の実生グラキリスも、播種から1ヶ月が経ちました。
初めて種を蒔いた昨年は失敗したところもいくつかありましたが、今年はその経験を活かして改善している部分も。
そんな今年の実生苗の現在の様子を記録しておきます。
▼前回の播種~発芽までの記録はこちら
播種から1ヶ月経過
ということで、現在の姿がこちら。
- 左は赤玉土(極小粒)のみ。
- 右は愛仙園培養土(小球用)のみ。
- 奥は愛仙園培養土(小球用)に表土として薄く赤玉土(極小粒)を敷いています。
発芽から間もないこの時期はぐんぐん成長するので、日々の変化が大きくて楽しいですね!
全ての苗がピンときれいに本葉を出しています。イキイキしていてとりあえず今のところ順調そう。
ちなみに昨年の実生では、1ヶ月経過時点でこんな感じでした。
すでにボディが結構焼けてきていますね。
そして明らかな違いとして、今年の実生のほうが葉が大きいです。
特に、右側のグループは発芽初期の頃から直射日光管理をしていましたが、日焼けがひどくて葉も小さく、今思うと、早くも成長が滞っていた感じがします。
昨年からの改善点
土の粒を小さくした
昨年は表土に赤玉土の小粒(粒サイズ:3mm~6mm)を敷きましたが、これだと発芽後に根をうまく張れず、苗が倒れてしまったり、露出した根が日に焼けてしまったりしました。(※過去記事参照)
今回はこの失敗を踏まえ、土の粒サイズを小さくしました。
その結果、今年の苗は根をしっかり土に潜り込ませて立ち上がることができています。これは間違いなく正解だったと思っています。
今回、表土だけでなく土全体を極小粒や小球用にしてみていますが、今度実生するときは、表土だけを極小粒にし、その下のメイン用土は親株と同じサイズの土で蒔いてみようと思っています。
何でも実験してみて、トライ&エラーでベストな実生方法を探っていきたいと思います。
遮光(50%)またはLEDライト
今のところ直射日光には当てず、遮光率50%のネット越しの太陽光、もしくは植物育成用LEDライトで育てています。
LEDライトはHelios Greenを使っています。
昨年は遮光ネットもこういった良質なLEDライトも使っていなかったので、今年は育成環境がかなり向上したと言えますね。
腰水は早い段階で終了
今年は、それぞれの苗で本葉が出たくらいから腰水をやめました。
ただこれには昨年との土の違いが影響していて、今年は土の粒を小さくしたため、水持ちがかなり良くなっているのです。ネガティブに言えば、水はけが悪く土の乾きが遅い。
これはジョーロで水やりをしたときの様子です。
3秒くらいでこのように水たまりになって水位が上がります。今回、鉢底石を入れなかったので、余計に水の抜けが遅くなっているんでしょうね。
この影響もあり、腰水しなくても全然水切れしそうになかったので、早々に腰水を終了しました。要は水切れさえしなければ腰水の必要はないですからね。
今回の土の水持ちであれば、苗がこのサイズにもなれば「表土が乾いてから水やり」で全然大丈夫です。表土が乾いても土の中は水分を含んでいるので、結局腰水で果たしたいことが実現されていると思います。
遮光していることや、時期的に晴れが続かない事も影響していると思いますが、最近は2~3日に1度の頻度で水を与えています。
実生苗は水切れさせるとよくないので、水持ちが良いという点でこれがプラスになるのか。
はたまた、苗が大きくなってきたときに徒長につながってしまうのか…今後の成長具合を観察していきたいと思います。
土による違い
今回は使う土を2種類に分けていますが、赤玉土100%よりも、肥料分入りの培養土のほうが葉が大きい。
もちろんこれは当然の結果ですが、想定どおりに違いが出ていて、実験としてはイイ感じ。
次に、苗の太さや高さ。
見比べてみましょう。
太さ・高さに関しては、あまり有意な差は出ていませんね。
しかし葉の大きさが違うことで光合成の効率なんかも変わってくるでしょうし、だんだん違いが表れてくるのかなと思っています。
これからそれぞれどんな風に違いが出てくるのか、楽しみです。
ということで、2022年6月に播種した実生グラキリスの、1ヶ月経過の記録でした。
これからも夏真っ盛り。この調子ですくすく育ってもらいたいです!
それでは、また!
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