どうも、ぞーげきゅうです!
初めに結論から言うと、未解決で原因不明のままなのですが…。今朝、実生グラキリスの土に謎の穴が開いていました。
これを受けて行った内容について、今後のための記録として残しておきます。
根元に謎の穴
朝起きて、ふとグラキリスを見ていると、昨年播種した実生の土に穴が。
土が掘れて完全に根が見えています…。
画像だと少しわかりにくいんですが、結構はっきりポコッと土が凹んでいて、明らかに何かが潜った(掘った)ような “穴” 。
昨日までは絶対にこんな穴はありませんでした。
苗を抜いて調べるも不明
そして、これを見た瞬間にすぐ脳裏によぎったのは、コガネムシ。
コガネムシはちょうど今頃の時期に、土の中に潜って産卵します。
産卵期は7~9月の夏の間で、土の中に数十個ずつ、数日間にわたって卵を産みます。畑や芝地などのほか、鉢やプランターでもお構いなしに産卵するため、成虫を駆除せずにいると翌年に大量発生する可能性があります。
となりのカインズさんより引用
竹串で、恐る恐る穴の中を突いたりして探ってみましたが、よくわかりません。
根は露出してしまっていますし、そのまま穴を埋めて放置するのも気持ち悪い…。とは言え、このままガサゴソ掘っていっても根を傷つけてしまう。
ということで、思い切って苗を抜き、土中を全部調べることに。
その結果…細かく調べましたが、特に虫やその卵などは何も出てきませんでした。ただひとつ異物っぽい物として、こんなのが出てきました。
5mm四方くらいのサイズで、黒く光沢があり粘性質のもの。
パッと見よくわからない。分解してみると…
こんな感じ。何かの糞みたいな感じではありますが、やっぱりよく分かりません。
匂いを嗅いでみると、少し糞臭いような、ただ土の匂いのような…?
でも明らかに土ではないし、この培養土にこんなものは他に入ってません。土の配合過程で混ざり込んでいた何かの糞?
ということで、この物体が何かも分からないし、今回の穴との関係性も不明。
んー…、消化不良!(笑)
犯人は…虫?鳥?
結局、今回の謎の穴については原因不明です…。
ただし、あんなに根が見えるほどの穴が掘られていたのは、明らかに“何者か”の仕業ですよね。
しかも、乾きやすくて粒の大きなパラパラした土なので、よほどしっかり掘らない限り穴として残らないはずですしね。
私が調べた限り、可能性として考えられるのは次の生物。
- コガネムシ
- 蜂(アナバチ)
- 鳥類(スズメなど)
これらは全て、今年実際に我が家のベランダ付近で何度か見かけています。
コガネムシの産卵生態は前述のとおりですし、蜂に関して、見かける個体の種類は不明ですが、アナバチという種類の蜂が土に穴を掘って産卵する性質があるようです。
なお、コガネムシには好む植物があり、成虫はそういった植物の葉を食べそこでよく産卵するようです。
しかし調べてみても、グラキリスなどの塊根植物でコガネムシやアナバチの産卵被害を受けたという情報は見つかりませんでした。
そういえば、グラキリスの葉が虫に食べられたというのも私は経験がないですし、見聞きしたこともありません。
推測になりますが、今回の “穴” は、潜った虫が産卵未遂で這い出た跡か、もしくは鳥が餌を探して突っついたりした跡なのかも知れませんね。
植替え、そして成長記録
今回被害にあった?この実生苗、実は2021年播種組の中で今年最も順調に育ってきていた子でした。
せっかく調子が良かったんですが、一旦抜いたのでリセットです。よりによって!
抜いたついでに、現在の成長具合の確認です。
こちらが、4月に植替えたときの写真。
そしてこちらが、現在。
全体的にサイズアップし、特に頭のほうが太くなりました。
根の量もしっかり増えてますね。
つまみVer. 4月。
つまみVer. なう。
予定外の植替えにより、調子を崩さないことを祈って。
新しい土に植え込み完了
このサイズだと、普通はまだ小苗用の粒の小さな土が適していると思います。
しかし、これまで親株に使っているのと同じ土に植えていて、成長の軌道に乗っていたので、今回も土は同じものにしました。
ただ苗のサイズに対して土が多く感じたので、鉢底石を多めにして。
私は今まで、殺虫剤はハダニやカイガラムシ対策としてスプレータイプのものしか使っていませんでした。
しかし今回の件を踏まえ、万が一コガネムシなどに産卵された場合のためにも、今後は「オルトランDX粒剤」などの土に植込むタイプの園芸薬剤も使っていこうと思います。
ということで、結果的に何事もなくてよかったです。
ただし、今後も同じような “穴” が発生するようなことがあれば、もっと本格的に調査・対策しなければなりませんね。気持ち悪いのでもう二度と無いことを願いますが…(笑)
それでは、また!
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