どうも、ぞーげきゅうです。
昨年の秋に、こちらの記事で「パキポディウム・グラキリスの冬越しにむけた落葉についての考え方」をご紹介しました。
この記事の中で、私が育てているグラキリスで11月(最低気温10℃くらい)になってもなかなか落葉しない株があることを書きました。
私は基本的に、「自生地の環境がグラキリスにとって最も理想的であり、できるだけそれを再現するべき」だと考えています。
その観点から、冬は落葉した休眠状態で過ごさせるのが自然であり、ベストな管理であると言えます。
そのため、落葉しない株たちを注意深く見守っていましたが、無事に落葉が完了したので、今回はその経過記録を残しておこうと思います。
落葉が遅かったグラキリスたち
こちらは、上記の関連記事内で掲載した写真です。
撮影日は11月3日。
この2株はどちらも2021年に購入したグラキリスで、うちで迎える初めての秋。
まだ全ての葉が青々としており、落葉の気配がありませんでした。
このあと、11月10日から室内に取り込みました。
紅葉(黄葉)・落葉の経過
そこから、一定間隔(約10日ごと)で撮った写真がこちら。
11月20日
右の株はすっかり紅葉してきましたが、左はまだまだ落葉の気配なし。
12月1日
12月に入り、右の株は葉1枚。
左の株もやっと黄色くなる葉が出てきました。
12月10日
右の株は完全落葉。
12月20日
左の株も順調に葉数は減っていき、
1月1日
元旦。
最後の葉っぱ1枚で新年を迎えました。
1月8日
そして1月8日、全ての葉が落ち、完全に休眠状態となりました。
室内窓際の環境
11月10日に室内へ取り込んで以降、グラキリスを置いている窓際は、晴れの日で最高温度25~28℃、最低温度は毎日15℃程度で推移しています。
その温度だと、自生地では休眠期(乾季)にあたる温度域です。
しかし、屋外で気温10℃近くになっても落葉しなかったので、他にも、日照時間や水分量なども関係しているのでしょう。(ちなみに水やりは取り込んでから2回、表土を軽く湿らせる程度に与えただけ。)
他の株にくらべて遅れはしましたが、しっかり休眠の季節を感じて落葉してくれました。
▼最近設置した温湿度計についての過去記事
この記事でご紹介したデータが、12月初旬の室内温度でした。
そして、さらに外気温が低くなった1月現在も、12月とあまり大差ない室内温度になっています。
部屋の中は外気温変化に対して緩やかな温度変化になります。
なのでありがたいことに、何もしなくても我が家はちょうど適度な温度範囲に保たれているようです。
グラキリスのオフシーズン真っただ中
これで、うちの全てのグラキリスが完全に落葉しました。
毎年思うことですが、緑が一切なくなったグラキリスの姿は、やっぱり寂しいですねー。
そして、このまま新葉が出なかったら…と不安になるのも毎年同じです。(笑)
しかし、しっかりと季節を感じ取り、本来の生育サイクルを辿ることが一番です。
春に全ての株が無事に芽吹いてくれることを願って、今後もしっかりと管理していきたいと思います。
それでは、また!
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