今年もグラキリスの自家産種子が採れた

アイキャッチ(今年もグラキリス 自家産種子が採れた) 育成記録

どうも、ぞーげきゅうです!
初めて自家採種に成功した昨年に続き、今年2023年もグラキリスを自家授粉させ、種を採ることができました

▼昨年の自家採種記録

というわけで、2023年の自家採種記録を残しておきます。

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花がよく咲いた

今年は例年以上に春先から各株の花つきが旺盛で、よく咲いてくれました。
昨秋もできる限り寒さにあて、冬にしっかり休眠させたこと、そして肥料も用いて栄養状態を良好に管理できたのが要因だと思います。

▼今春の芽吹きについての記録

今年は5株の現地球が同時に花を咲かせました。
それぞれ花芽の数も多く、授粉し放題でしたね。(笑)

花咲き
2023年4月初旬(窓際管理中)の様子。
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授粉ペアの記録

どの花がどの株の花粉でいつ、授粉作業をしたか分かるよう、100均で購入した次のツールを使いました。

ネームキーホルダー
ネームキーホルダー(ネームカード)。
園芸用ワイヤー
園芸用ワイヤー。

授粉させた月日・株の組み合わせをネームキーホルダーに書き、園芸用ワイヤーを輪状にして枝に引っ掛けて。

ネーム札つけ
カラフルで賑やかになり、それも楽しい。
ネーム札つけ2
グラキリスが身に纏うアクセサリーみたい。

株の組み合わせNo.は、株紹介記事の番号です。

たくさん数をこなせたので、授粉作業のコツも掴めて、成功確率が昨年よりも上がりました。
正確にカウントはしてませんが、感覚的に成功率は大体7~8割くらいだったでしょうか。

来年以降も、“授粉師” として腕を磨きたいと思います。(笑)

種鞘
複数株に種鞘がたくさんできた。

ちなみに、花自体はたくさんありましたが養分不足で未熟な種にならないよう、1本の花茎につき種鞘は1つになるように授粉させました。

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授粉7鞘・合計約330粒採種

ということで、結果的に子房が膨らんだのは7鞘。
それらから採種できたのは、合計約330粒でした!

採れた種全て
全7鞘で、330粒。

それぞれ親株の組み合わせ別に分けて保管。

♀親株による種の違い

そして採れた種を見ていると、花粉を受粉して種をつけた株(雌蕊めしべ側、つまり♀親株)ごとに形状や色味が少しずつ違います

No.6

まずはこの株(株紹介No.6)の種。

A面
紹介記事はこちら

少し短くて、丸みがあります。
色は一般的なグラキリスの種の色という感じ。

6が♀種
この種は丸く育ちそうな気がしてくる。(笑)

No.5

次はこの株(株紹介No.5)の種。

筋骨隆々感
紹介記事はこちら

細くて、長い。
色は少し暗く緑がかったような感じ。くすんだ色味ですね。

5が♀種

No.2

最後に、この株(株紹介No.2)の種。

グラキリスvol.2の姿形
紹介記事はこちら

この種は、さらに若干細長い。
そして色は普通か少し明るめ(薄め)。

2が♀種

といった違いがありますが、どうなんでしょう。
これまであまり気にしていませんでしたが、これは別の種類のDNAの表れなのか、それとも種子の色カタチにも個体差が出るものなのか。

花の色や形で種類を見分けられると聞きますが、今年、咲いた花を見ている限り違いは分かりませんでした。
ただし、葉の形状が株ごとで少し違ったりもするので、純血のグラキリスじゃなく微妙に雑種だったり、実は完全に別の種類のパキポディウムだったり(たとえばマカイエンセとか)するのかも知れませんね。

まあとはいえ純血だろうと雑種だろうと、あまりそこは気にしません。
いずれにせよ、この違いが発芽以降にどのように現れるか、今後が非常に楽しみです!

ということで、今年採れたグラキリスの自家産種子についての記録でした!

毎年自分の株から種を採り、それを蒔いて実生する。
そして年々、過去に実生した自家産グラキリスが大きく育ってくる。

そんなサイクルを続けていけたら、楽しいですよね!

種はたくさん採れたので、今年もたくさん実生したいと思います。
それでは、また!

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