どうも、ぞーげきゅうです!
昨年播種したグラキリス実生苗が無事に冬を乗り切って動き出しました。
今回は、その実生苗たちの植替え記録です。
土に植わっている以上、根の生育状態を確認できるのはこの植替えのときだけ。
初めて種から育てた実生苗たちの根がどうなっているのか、楽しみにしながら植替えました。
▼前回の5ヶ月経過時点での記録はこちら
冬越しに成功!
以前、こちらの記事で書きましたが、昨秋から実生苗たちは現地球とともに室内窓際で管理し、無事に新葉が芽吹き、冬越しに成功しました!
植替え
そして春の芽吹きからさらに気候的にもだいぶ暖かくなり、植替えの適期となりました。
ということで、根を充実させて成長できる期間を少しでも長くとれるよう、実生苗は早めに植替えをしてしまおうと思い、4月23日に早速植え替えました!
↓こちらは植替え前。
各苗の位置関係がわかりやすいように、番号を振っておきます。
①~⑤(青):ゆとり育成組
⑥~⑩(赤):スパルタ育成組
※ゆとり組、スパルタ組のグループ分けについてはこちらの記事参照。
グループ分けは播種~2ヶ月経過時点まで継続し、以降は同じ環境で育成。
【多水気味が良い?】根の状況
さて、初めて抜いてみた実生苗10本の根の状況は…!
こんな感じでした。
ふむふむ…なるほど。
んー、どうなんでしょう。全体的には、バリバリ充実した根張り!と言うにはほど遠いとは思うのですが、まあ塊根部のサイズ的にはこんなもんかな?という感じ。
この実生は成長が遅かったですが、もっと根をしっかり育てられていれば、現時点でもっと大きくなっていたでしょう。そのあたりは、これからも色々と試行錯誤しながら研究していきたいですね!
ちなみに、ゆとり組とスパルタ組で、塊根部・根の生育状況にあまり有意な差は見られませんね。強いて言えば、若干ゆとり組のほうが大きくて根が伸びているかな?という程度。
それと気になるのは、次の2点。
- 鉢の中央に位置する③と⑧の根が長く伸びている。
- ゆとり組のほうが若干根が長い傾向にある。
当然、鉢の中央の土は外側よりも乾くのが遅いし、一時腰水を続けて遮光もしていたゆとり組のほうが土が濡れている状態が長かったはず。
これらのことから考えられるのは、幼苗育成において、土が乾いて水が切れすぎると根の生育が悪くなる?ということです。
最終的に、夏場も親株と同じように水やりを控えて管理していましたからね。
カラカラに乾いてしまうと細根は死んでしまうので、そういった状況になっていたんじゃないかなと。
後付けになりますが、「幼苗は水を切らさないように管理する」というのも見聞きしたことがありますし、理屈は通りますね。
ただ若干根が長い、というだけで、よく成長していたわけでもありませんし、結局ハッキリとしたことは分かりませんが、なかなか興味深い結果でした。
今回の経験で得られた結果は、今後の実生の育て方を探求していく中での参考基準にしていこうと思います!
まだまだひよっ子の実生グラキリス。
小さくてかわいい。
育苗用ポットに植える
今回植えるのは、こちらの育苗用ポット。
近場のホームセンターで見つけて購入しました。
底穴はこんな感じで1カットに4つずつ開いています。
使用する用土
土は、以前記事にした山城愛仙園さんのオリジナル培養土を使います。
店主が自信を持って「日本一の土」と言われるこちらの培養土に助けてもらいながら(笑)、実生苗を育てていきます!
ちなみに、この培養土は肥料分も含んでいるということなので今回マグァンプは使いませんが、追肥は試していきたいと思っています。
植替え完了
ということで、植替え完了後の全体像がこちら。
鉢底石も入れています。
お試しで、2苗は少し大きめのプラ鉢に植えてみました。
今後の詳細な育て方については、また別の記事で。
以上、2021年実生グラキリスの植替え記録でした!
実生1年目の昨年はあまり大きく育てられなかったので、今年はしっかりと成長してもらいたいところです。
しかし、長い付き合いになる植物なので、まずは成長を楽しみながら焦らずじっくり腰を据えて育てていきたいですね。
それでは、また!
▼続きの記事はこちら
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